こちらの続きを書いていきます。
日本人の多くがマグネシウム不足・欠乏症
私はマグネシウム不足をとても深刻に感じています。
- PMSがひどい/生理前にむくむ
- 筋肉の痙攣/筋肉が急につる/こむら返り/目の下がぴくぴくする
- アトピー性皮膚炎
- チョコレートがやめられない/甘いものをつい食べすぎてしまう/
- 偏頭痛
- 坐骨神経痛/腰痛
- 肩こり
- のどがかわく
- 眠れない
上記のリストで気になる項目はありませんでしたか?
我が子は深刻なアトピー性皮膚炎です。
かゆみによるストレスを緩和してあげたい。
完治させたいと様々なことを調べているうちに、マグネシウムの重要性にたどりつきました。
厚生労働省の調査で、一日に必要な量のマグネシウムを摂取できていないということがわかっています。
日本人のほとんどが該当しています。
これは、我が子だけの問題ではなく、自分自身、そして自分にかかわるすべての人に伝えるべきことだと思いました。
自分が栄養素のことをちゃんと理解していかなければ、我が子の健康・症状の改善は行えないと感じたのです。
学んだ知識をシェアしていくのが私の仕事なので、出会った生徒さんや、このページを読んでくださっている方に少しでも役に立てればと思っています。
マグネシウムはカルシウムの吸収を促すだけではありません。
マグネシウムはどんな栄養素で、体の中でどんな役割があるのか、詳しく知りたくありませんか?
マグネシウムの体内の役割
マグネシウムは小腸で吸収されます。小腸で吸収する際、ビタミンDで促進され、過剰にとりすぎたカルシウムやリンによって抑制されてしまいます。
サプリメントでマグネシウムを探すと、カルシウムがセット……????
これは、飲んでも意味あるのかな?と疑問に思い、マグネシウムのサプリを飲むのをやめました^^;
サプリメントのマグネシウムは、酸化マグネシウムが多いので、それも飲むのを辞めた理由になります。酸化マグネシウムについては、後ほど述べていきますね。
マグネシウムは300種類以上の酵素の働きを助けます。
栄養素の合成や分解過程にも関わり、神経伝達にも関与しています。
- 筋肉の収縮を抑え緩ませたり
- 血管を拡張し血圧を下げたり
- 血小板の凝集を抑え血栓ができにくくしたり
病気にならないためには欠かせない栄養素だとわかりますね。
腎臓で排泄されていくので、お酒を飲んだり、腎臓で代謝する薬などを飲んだ時にも排泄されてしまいます。
そのため身体から排泄されてしまった分を補うために骨から放出し、血中のマグネシウム濃度を一定に保っています。
今以上に不足するとどうなる?マグネシウム不足の深刻な症状
このまま不足状態が続くと、上記に述べた症状よりも深刻な病気を導いてしまう可能性があります。
- 不整脈が増え、虚血性心疾患や動脈硬化症のリスクが増える
- 骨粗しょう症
- 糖尿病
- 高血圧
体内の役割を考えると、生活習慣病のリスクが高まってしまうのもうなずけます。
マグネシウムが不足したとき、無性にチョコレートが食べたくなると聞きます。
カカオにもマグネシウムが含まれているから体が必要なものを補おうとするようです。
しかし市販のチョコレートは砂糖が多く、砂糖をたくさん摂取してしまうと多くのミネラルを代謝しなければならず、特にマグネシウムはインシュリン分泌に働いてしまうので余計に体内のマグネシウムを失ってしまう結果となるのです。
どんな食事からとればいい
マグネシウムを含む食品でおすすめするのが、
にがり
です!
お豆腐作りに使われるにがり。
一時期にがりでダイエットするのが流行りましたね(何年前でしたかね)
スーパーの調味料、塩コーナーに置いてあります。
たくさんとる必要はないです。
お米を炊くのに2,3滴、お水に数滴入れる、味が苦手な方は、」味の濃いカレーやお味噌汁などに数滴入れるのが簡単でお手軽だと思います。
※摂りすぎてしまう、高マグネシウム血症には注意が必要です
塩を変えるのもおすすめです。
普段お料理で使う塩はどんな塩ですか?
食卓塩などの塩化ナトリウムのみの塩よりも、海水から天日干しで作られた粗塩などがおすすめです。
海水のミネラルは身体に必要なものがたくさん含まれています。
ぬちまーす
のマグネシウム含有量はすごいです!
マグネシウムのほかにも、からだに必要で不足しがちなミネラルが多く含まれていてお勧めです。
海はミネラルの宝庫、海の生き物にもミネラルがたっぷり含まれています。
牡蛎などの貝類はマグネシウムと同様に不足しがちな亜鉛も多く含まれていて一石二鳥ですね。
子供は貝に好き嫌いがありそうですが、あさりや、鮭などの食べやすい魚は取り入れやすそうですね。
藻類もとても優秀です。
カットわかめやあおさや昆布など、手軽に取り入れられ、お味噌汁などにいれて毎日摂取が簡単にできそうです。
お風呂に入れて経皮吸収もおすすめ
塩化マグネシウム にがりフレーク
という商品であれば、お風呂に適量を入れて入ることで、皮膚からマグネシウムを摂取することができます。
アトピー性皮膚炎の症状を治すために、海水浴を進める医師もいます。
皮膚の状態を正常にするのは腎臓の代謝を促進することも大事ですし、腸内の環境を良くし、正常に排泄を促すこともなお大切です。
身体は排泄がちゃんと出来ていない/毒素がうまく排泄できない、多すぎて排泄しきれていない場合、皮膚から毒素を排出しようとします。
特に塩化マグネシウムは経皮吸収が得意なので、アトピー症状に悩んでいる方や敏感肌の方にお勧めです。
注意!いろいろあるマグネシウム。塩化マグネシウムが優秀
塩化マグネシウム、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム
これらの違いはなんでしょうか?
酸化マグネシウム(MgO)
まずサプリメントに多い酸化マグネシウム(MgO)は、マグネシウムが最も含まれていますが、吸収率がとても悪く、下剤の作用が高まってしまいます。
市販や処方箋で便秘薬として販売されています。
吸収率が低いうえに、高マグネシウム血症にもなりやすいので、処方されている場合、一日の摂取量をきっちりまもる必要があります。
塩化マグネシウム(MgCl2)
塩化マグネシウム(MgCl2)は水に溶けやすく、安定性があり、吸収率は最も高くておすすめです!
塩化マグネシウムは風呂釜を痛めてしまうので、お風呂に入れる際には追い炊きや、自動保温モードに注意が必要です。
硫酸マグネシウム(MgSO4)
エプソムソルトで有名です。高マグネシウム血症になりやすく、経口吸収はおすすめではありません。
風呂釜を傷つけずに使えるので入浴剤として最適です。
塩化マグネシウムに比べると経皮吸収はおだやかですが、風呂釜を痛めず使えるので、長期でつかうのに最適だと思います。
見落としがちで、不足しがちなミネラルですが、体の中では重要な役割をしています。
生活の中で簡単に取り入れられる方法なので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
他のミネラルの重要性もまた別の機会でお知らせしていきますね。
長くなってしまいましたが、ここまで。
読んでくださってありがとうございました!